浸透圧

好きなものを好きと大いに言い、自分内の流行り廃りや自分自身を整理整頓したりもする、日々の徒然。

頭痛とアロマ

いつものことですから

 昨日は久しぶりのレッスンで、お正月休み歌えなかったもやもやを気持ちよく発散してきたのは良いのですが、レッスン→病院→レッスンという梯子だったため、一気に色々やりすぎたのか、気合を入れて歌いすぎたのか、家に帰って来るなりもうぐったりで、そのままぐわーっと頭痛が出て一気に悪化し、薬飲んで寝込んでました。

 今朝も今朝とて6時過ぎに起きるなり頭痛で、早々に朝ご飯を食べて薬を飲み、頭痛日記を付けた後とっとと二度寝をしてしまいました。さっき起きたら痛みの度合いはさほど変わっていなかったので、恐らく「起きた時の頭痛を薬が軽減した分」を「二度寝した分(片頭痛は寝過ぎると悪化します)」が相殺してしまったのかなと。朝ご飯を食べた直後に眠ってしまったので食欲が全然無いのですが、薬を飲む為には何か入れねばならないので、これを書き終わったら林檎でも食べてもう一度服薬ですね。

 今私が住んでいる部屋から、歩いて1、2分、いわゆるスープの冷めない距離に実家があり、母の希望もあって晩ご飯は双方に何もなければ実家で取ることになっているのですが、こんな調子で外に出るのはちょっと無理なので(片頭痛は動くと悪化します)、先程母に「今日は行かないから」と電話を入れました。母からは土曜日の梯子に関して「一気に色々やりすぎなのよ」と小言だかぼやきだかわからないようなことを言われましたが、そんなものはいつものことなので、私の頭痛が出ただの悪化しただの位で一々何か言っていたらきりがないといい加減に諦めて頂きたいものです。

 

「万策尽きた」と一度は言われました

 今慶應の鈴木先生に再度お世話になっていますが、以前お世話になっていた時に、それでも殆ど頭痛の頻度が変わらずそれについて先生に訴えた時に、「現時点でやれることは全てやりきっている、正直万策尽きている状態です」と言われたことがあります。前の猫に死なれた直後で、ペットロスで精神状態もガタガタでしたから、そんな言葉はかなり身に堪えてしまい、その後の精神状態の悪化で頭痛日記もちゃんとつけられなくなり、結局そのまま慶應には通わなくなってしまいました。(基礎体温を付けずに婦人科に通っても仕方ないのと同じ位、頭痛日記を付けずに頭痛外来に通っても意味がないのです。)

 けれど勿論鈴木先生は業界最前線で常に新しいことにチャレンジしておられる方なので、7年も経てばまた新しい何かは当然ありますし、私の頭痛も只の「片頭痛&緊張型の複合型頭痛」から「薬害性頭痛」へと移行してしまっていますので、手の打ち方もまた変わりますから、今の状態で万策尽きているとは先生も、勿論私も思っていません。

 ただ、かつて人間ドックのお医者様に「女性の頭痛は難しいですから」と放り投げられた時にも思いましたが、病気について医者を頼れないとなったら、後はもう自然の力とか神様とかに縋るしかないだろうな、人が宗教に走るのはこう言う時か、というような気はします。私はなまじ哲学なんてものを大学でやってしまっていますから、そこで宗教に走るようなことは性格的にもしようがありませんが、自然の力、たとえば漢方とか民間療法とか、そういう物にはやっぱり凄く頼っていると思います。気休めに過ぎないかも知れませんが、この辛さが軽減される可能性があるなら何だってしたいとやっぱり思います。

 

意外と人に影響されやすいです

 前にここで「自分が選んだこと」というのに拘る性質である、という風に書いたことがありますが、そうは言いながら私は結構人に影響されやすい方だと思います。大学で哲学を学んだのも、高校二年の時の恩師の薫陶に他なりませんし、マニキュアリストである私の友人が、まだスクールに通っていた時代から何度もモデルをしてきたのもあって、ネイルもよく塗っている方だと思います。但し、友人が渡英していた二年間は殆どほったらかしでしたから、身近にやっている彼女がいないとそこまで拘りはなかった、ということではあるでしょう。

 彼女が二年渡英していたのはアロマセラピーの勉強をする為で、彼女がそういうことをするようになってから、断然私もアロマに親しむようになりました。元々母が民間療法の鬼みたいな人なので、民間療法英才教育は受けているといって過言でないですし、片頭痛の治療を本格的に始める前にも、痛みの酷い時にラベンダーのアロマオイルをハンカチに付けて吸引したりということはしていましが(気休め程度ですが効き目は多少あります)、今の私のアロマオイル使用度の高さを考えると、これはもう明らかに親友の影響です。

 勿論都度都度、自分が「あ、これ良さそうだ」という「自分の選択」はそこにありますけれど、前提条件に人からの影響が大きくあることは結構ありますね。身近に聞ける人がいるというのが大きいのもありますけれども、基本影響を受けやすい質なのだと思います。

 

代替療法としてのアロマ

 アロマセラピーに関しては良い香りで良い気分というようなものではなく、がっつりメディカルアロマの、いわばアグレッシブな使い方の方に近いと思いますが、気休め程度でも意外と効果はあります。勿論知識がない人が過激な使用の仕方をするのは危険ですから、私の場合は親友に勧めて貰った本を参考にしつつその親友にも色々教えて貰って、ということになりますけれど、片頭痛用のレシピというのをかなりがっつり使っています。何度も言うようですが、基本あくまでも気休め程度です。ただ、全く何の効果もない訳ではないです。

 頭痛の厄介な所は、片頭痛と緊張型頭痛では、やってはいけないこととやった方がよいことが全く真逆である、という所だと思います。緊張型頭痛は血流が悪いことが原因で起こるので、肩こりをほぐしたり首や肩を温めたり、動いたりすると楽になることが結構あります。翻って片頭痛は血管の膨張が原因で起こるとされていますので、動いたら悪化、温めたら悪化です。ですから、見誤って対処をすると悪化しますし、私のような複合型でどちらの要素の頭痛もあると、一番自分の症状に詳しい自分自身ですらがどちらか判断が付きかねて、チョイスを誤り酷い目に遭うこともままあります。

 そういう時に、劇的に症状に作用してしまう西洋薬よりも、どちらに対しても緩やかに効果があるというような民間療法、代替療法は、急激な悪化を避けられるという点で有用だと私は思っています。

 全ての人に同じように良い効果があるかどうかは断言しかねますけれど、もしも頭痛で辛い思いをされている方がいらしたら、代替療法もあるんだ、という風に利用なさる分には少しは楽になるかなぁと思います。

 アロマに関して親友のアドバイスの他に、私が頼っているものを三つばかり紹介しますね。ブログ以外はいつもの一番下のAmazonのリンクに貼っておきます。

 

 ●男がアロマで何が悪い?!http://ameblo.jp/lealea/
 ●アドバンスト・アロマテラピー カート・シュナウベルト著
 ●医師がすすめるアロマセラピー決定版 川端一永・吉井友季子・横山信子著