浸透圧

好きなものを好きと大いに言い、自分内の流行り廃りや自分自身を整理整頓したりもする、日々の徒然。

雪が楽しくて嬉しい!

雪を楽しめる幸せ

 東京在住ですので、都市インフラが脆弱なのでちょっと風が強い位でもすぐ電車が遅れたり止まったりしますけど、今回のはスキーヤーが泣いて喜びそうな美しいパウダースノーが吹雪いてますから、積もりますね、これ。止まりますね、電車。出るに出られずとか帰るに帰れずとかいう方がきっと一杯でるんでしょうに不謹慎なんですけど、私は嬉しくて嬉しくて、猫は丸くなって寝ている一方ですから一緒に庭は駆け回ってくれませんけど、思わず人の踏んだ痕のないパウダースノーを思いっきり踏み荒らしてきました。レッスン&病院の帰り道に。

 暑がりの寒がりですから雪自体が嬉しい訳ではないんですけど、こんなに雪が降ってるのに頭が痛くないんです、今日!大体降るなっていう半日前ぐらいにぐーっと気圧が下がるじゃないですか。普段だったらその時点でもう薬飲んで布団被って身動きとれなくなってるはずなのに、普通に動いて起きていられるんです!!これがどんな奇跡的なことかって、説明するのは難しいんですけど、とりあえずはしゃぎ廻りたい位には嬉しいです。

 

昨日は慶應の診察日でした

 大体の外来患者さんは二ヶ月に一度とかの通院ペースなんですが、私の場合ゾーミッグという片頭痛用のお薬が月に20錠までしかでないお薬で、その薬が大体月末には尽きてやりくりに困っているのが日常ですので、一ヶ月以上空ける事というのはまだなかなか難しく、大体一ヶ月程度のペースで通っています。

 薬害性ということははっきり言われていますし、自分でも慶應に復帰しようと思った時点で「もうこれは絶対そうだ」という自覚もありましたから、兎に角薬を使う量を減らそうという方向での努力は確かにしてはいますが、そうはいってもやっぱり痛くてどうしようもない時には飲みます。そういう使い方をしていて、けれどなんと今回、慶應の診察から診察の間約一ヶ月を、20錠を使わないで乗り切れたんです!

 診察を受けに行く時に、一ヶ月に使った量を取りまとめてから出かけるようにしていますが、この前の診察の時のとりまとめがゾーミッグ20錠、ロキソニン84錠だったのに対し、今回のとりまとめはゾーミッグ17錠、ロキソニン70錠と明確に減ってきています。

 鈴木先生にも頭痛日記を見ていただいて「良い兆候が出てますね」とも言っていただいたので、油断は禁物ですけれど、仕事を辞めてまで専念している治療は確実に良い方向へ私を導いてくれて言っているようで嬉しいです。

 

トリプタン系のお薬というのは

 日本で認可されてもう10年は経ってると思うんですけれど、一向に安くもなりませんしジェネリックも出ませんし劇薬指定で保険で出せる量も決まっているままです。私が長年使っているのはゾーミッグRM錠(RM錠とはお口で溶けるタイプの錠剤です)ですが、どうしてそこに落ち着いたかというと私の頭痛の強度が強い為、一錠では効かないことがままあるので、一回に摂取出来る量が1錠のものだと効ききらないことがある、というのと、同じく強度が強い為、一度ひいた痛みが一日の内にぶり返す可能性も低くない、と言う時に一日の摂取量が少ない物だと辛い時間がどうしても長くなってしまう、という理由でした。その時点で薬害性になる素地は充分合った訳です。強い薬を多めに日に何度も飲む訳ですから。

 イミグランも試したことがありますが、副作用が重くてまだゾーミッグの副作用の方がマシだったので、効き具合と摂取可能量はさほど変わらなかったようにも思いますが、その点でゾーミッグにした覚えがあります。

 レルパックスは副作用は非常に軽かったんですが、いかんせん一回に出せる量と摂取可能量が低すぎて私のケースには見合いませんでした。

 イミグランの皮下注射と点鼻薬もためしましたが、効きが早いのは確かですけど、摂取可能量の低さと効き目の弱さですぐに諦めました。

 これらは全て私のケースでのお話ですから、人によって様々ですし、頭痛保ちの皆さんはご自分で試されて一番自分の体質に合っているものを選んで下さいね。やっぱり同じような効果の薬といっても特徴はある訳で、合う合わない様々ですから。

 

今日丁度心療内科の方の薬局で

 メーカーさんが置いていかれたのであろうボックスティッシュにβブロッカーって書いてあって、聞こうかどうしようか迷って聞くのを辞めたのですけど、偏頭痛での保険適用にはなり得ないけれど、βブロッカーが片頭痛の予防に効くのじゃないか、みたいなことを小耳に挟んだことがあって、保険適用って今はどうなのかなっていうのがちょっと気になったのでした。私もカルシウム拮抗剤と抗鬱剤片頭痛の予防薬として長らく出されていたので、今はその辺どうなのかなというのも気になる所だったりします。

 ただ、私の場合は既に薬害性に移行している物ですから、予防薬でそもそも予防をする前に、飲み過ぎて悪くなってる分をまず薬を減らして、素で出ている頭痛だけにしなきゃ話にならんという事情があるのでまだまだ先は長いですけど、でも雪の日に「わ~!雪だ~~!」って晴れ晴れとはしゃげるのなんかもう本当に何年ぶりだかも判らないようなことなので、良い方へ向かっていると思って焦らず着実に治療して行けたらなと思います。

 

雪と言えばソチ五輪が始まりましたが

 ドイツ代表のレインボーカラーでの入場は素晴らしかったですね。グーグルのTOPも昨日はレインボーカラーで、しかもしっかり人権についてのオリンピック憲章が記してあった記憶があります。キャッシュが残ってないので朧気な記憶ですけど。

 ご存じない方の為に申し添えておくと、レインボーカラーというのは「あらゆるセクシャリティの共生を願いその象徴とする色」とされています。ロシアは現在国を挙げて同性愛を迫害していますから、それに対する無言の抗議というわけです。冬季五輪の花形であるフィギュアでも、ロシアの法律が発表された時点でジョニー・ウィアーが出場しない旨明言しましたね。そのまま結局彼は引退しちゃいましたけど。

 人権を憲法に明確に謳っている国が、同性婚、もしくはパートナーシップ法を導入していない方がおかしいと私個人は思っていますが、長らくの国民宗教的な倫理観がそれを阻む国が多いというのもまた理解はします。ただ、どんな宗教であれ宗教は民の物であり施政者の物でも勿論神自身の物でもない以上、全ての宗教に照らしても「基本的人権」というのは守られて然るべきだとも思います。文学部人文学科哲学・人文コース出身としては、その辺は宗教の誤った使い方をして頂きたくない物だなと思います。

 ちょっと最後に毛色の違う話をしちゃいましたけど、雪繋がり&時事ネタと言うことでご寛恕下さい。