浸透圧

好きなものを好きと大いに言い、自分内の流行り廃りや自分自身を整理整頓したりもする、日々の徒然。

振り幅大きすぎ ※男子閲覧注意

朝から大量出血

 先日心療内科の先生に「余分なことは 絶 対 考えちゃ駄目」ともの凄く念を押されたのと、前回のエントリーで書いた通り、自分にとってとても良い効果を上げてくれていた運動(歩くこと)に関して再度整形外科の先生に相談をしたりして、ここ数日とても調子が良かったのですが、今朝起きたら結構な出血量で、これはどう考えても前回の診察の時に伺った「患部を縫い合わせていた糸が溶けた」程度の話ではないぞと。実は二日位前から朝起きるとそんな状態だったのですが、寝て起きた時が一番酷く、日中はどうということはなかったので余り深くは考えていませんでした。

 したところ、今朝は5時位に目が醒めてしまい、どんどん積みが増えて行っている宝塚の録画を観ながらゴムで負荷をかけながらのストレッチ(主に腹斜筋や腰回りの、声を支える為の筋力を付ける為)を5分か10分かそこらやって、その後は椅子に座って番組を引き続き視聴し、さて終わったぞ、6時も廻ったし朝ご飯を食べるか、と立ち上がった瞬間に、月経のある女性なら誰しも判るでしょうが、二日目とか兎に角出血量の多い時に、立ち上がった瞬間ドロッというかドバっとくるあの感じ、あれがもの凄くありまして。慌ててトイレに駆け込んだら普通用の布ナプキンがまるっと一枚これ以上吸えませんという位血塗れになっていて、あ、こらあかん、とまず布ナプキンアルカリウォッシュにつけ置きしてから、夜用の大きな布ナプキンに付け替えました。ちなみに何故に布ナプキンかと申しますと、子宮卵管卵巣全摘=閉経ですから、もはや月の物の為の用品があっても無駄である、ということで、イヤゲモノ的に友達に送りつけてしまった丁度直後だったのでした。この辺りが実に間の悪い私らしい話です。

 で、兎も角も緊急で何かあった時にはここへ、と慶應から指示されていた番号へ電話をした所、婦人科の先生とお話出来るまで結構待たされましたが、とりあえず診察をしたいし処置も必要だろうから、通常の予約外の手順を踏んで慶應に来るように、処置室には話を通しておく、但し今日は私の主治医のS先生がいらっしゃらないので、別の先生の処置ということになるけれど、と言われ、了承して電話を切り、とりあえず実家に電話をしました。

 6時台だったら流石に遠慮してタクシーを手配して一人で行った所ですが、7時も過ぎていましたし大丈夫かな、とかけてみたら結局叩き起こしてしまったことになりましたが、幸いにも義父が夏休みで家におり車が出せる状態でしたので、母つきそい、義父運転手という状態で、マンションまで迎えに来て貰うことにしました。

 二人が支度をして車を回す間に、大急ぎで朝ご飯を食べて朝の薬を飲んで、必要な物を準備して、異変が感じられ始めてからの経過を判りやすくメモした物を用意し、朝一で慶應に飛び込む羽目になったのでした。

 

この病気に関してはラッキーが多い

 慶應に着く頃には出血量は尋常ではなく、車から降りた瞬間の例のドバっとくる感じでは、もう夜用布ナプキン程度あっという間に血塗れになっている気配がしており、ショーツもズボンもちょっと長めのTシャツも(BELLFASTさんのTシャツ着てたんですよねぇ、血に染まったのは裾の方だけなので今後もちゃんと着られますけどこんな理由で汚しちゃったのが申し訳なくて(^^;;)血に染まったな、という感じでした。

 ですので慶應の予約外診療の待ち時間も座ることなく、出来るだけ動かないで済ませたのですが、診察に回される前の看護師さんの様子見と処置の段階では、二日目とかいう問題じゃないなこれ、という出血量で、内診室に入るや否や全身総取っ替えで手術着に着替えさせられ、それまで着ていた物は全部ビニール袋行き、その内診室に立っている間にも床はボタボタどんどん血塗れになっていくという有様で、本当に看護師さん達にはお手間をかけさせてしまいました。

 内診台に上がって最初に処置をして下さった先生はやはり主治医のS先生ではなかったのですが、途中で「ひさきさん、Sです」という声がして、S先生キター!と殆ど拝む気持ちになりました。先生の声を聞いた瞬間の私のホッとした度といったらなかったです。今日は午後からオペの予定が入りまくっていて、先の時間が読めない事が多い外来には出てくる予定だったのかどうかわからないのですが、兎に角私としたら、執刀医ご本人であり主治医ですから誰より私の状態をご存じの方な訳で、お忙しい中態々診に入らして下さって本当に有り難かったです。S先生が全くお留守の日じゃなくて本当に良かった~と心から幸運に感謝しました。

 所見としては、縫い合わせてあった箇所の一部が開いての出血で、二重に縫ってあるので開いたのはその手前の方だから腸が見えていたりとかそういうことはないし、止血剤&ガーゼであれだけあったボタボタの出血はきれいに止まっているということで、三時間程安静にしていて貰って、もう一度内診をして手術や入院が必要かどうか確認しましょう、という事でした。

 私がその三時間を、そういう患者さん用のスペースで爆睡している間、付き添いの母は、帰れるとしたらまるっと全部の着替え、もしも入院するとしたら入院準備、と両方の支度を持参する為に一度私の部屋と実家とへ行って超特急でお昼ご飯を食べて支度をして、とんぼ返りでまた戻ってきてくれました。勿論運転手の義父も。丸一日朝っぱらから振り回してしまって二人には本当に申し訳ないことをしました。

 

きっかけは「カロリー消費ノルマ」

 運動に関する相談の為に整形外科を受診したのが8/1で、その時にWiiFitでいいよ、大丈夫だよ、と言われたので早速WiiUでFitを始めました。今までちょいちょいやっていたのは大体ぼーっとしながら左右に重心をかけていればいいサイクリングの長距離だったのですが、ウィーボ君(あの乗っかる体重計のような板です)が、何月何日までに何キロ痩せるという目標を立てませんか、と言ってきて、それじゃあ、と目標を一応適当に設定してみました。するとウィーボ君がそこから逆算して一日どの位FitメーターとFit本体での運動でカロリー消費をしたらよいか、という一日のノルマを決めてくれるんですね。なので、Fitメーターも室内で掃除や洗濯をしている時の分まで余す所無く利用し、更に今までやっていなかった運動をあれこれ試してみて、消費ノルマを達成する、というシフトに二日位前から入りました。ついでに、義父がビリー隊長にはまっていた時に使用していたゴムを貰ってきて、それでもって今朝もやっていた腹斜筋や腰回りを鍛えるストレッチも日課に加えることにしました。

 考えてみるとその一日二日後位なんですよね、あれ、これライナーで済む程度の出血じゃない、糸が溶けてるにしては多すぎる、と思ったのって。でもまぁこういう日もあるのかな、と思っていたら昨日の朝起きたら一日目程度の出血、そして今朝の大惨事、という訳で、まぁこれはどう考えてもカロリー消費ノルマ達成の為に、あれやらこれやら色々急にやり過ぎた、運動きっかけだなと。

 で、S先生とご相談の上、来週元々14日に再診の予約があったので、それまではちょっと運動は控えるように、と釘を刺されてしまいました。また、すぐに腹圧をかける、要は息むような状態も宜しくないということで、お通じで息まなくて済むように下剤も出されました。ですので、当然ながら明日のベルカントのレッスンはお休みせねばなりません、しょんぼり。普通に歌うのと違ってお腹にかける力がやっぱり相応にいるので、普通の歌は歌えても声楽の歌は中々同じにはいかないのです。

 ただ、歩くのは構わないと言われましたし、整形外科の先生には立て続けに歩かなければOK、15分歩いたら5分休憩、というようなやり方であれば歩いてもいい、と言われているので、外は流石に早朝ですら暑くて歩く気には今はなりませんが、精々ショッピングモールの中とか、さもなければ檻の中の熊のように家の中をウロウロしていても歩いているには違いありませんから、その位で心を落ち着かせておこうと思います。

 それに、ベルカントは無理でも地声で歌う分にはそこまでお腹の力も要らないので、折角キャンペーン中でWiiカラオケの35日チケットを買ったことですし、動けない分は歌って発散しようと思います。流石に今日はやめておきますけれども。

 

極端なのは性格なのですが

 歩けと言われたらいきなり1万歩以上歩いてみたり、WiiFitならやっていいよと言われたらいきなり傷が開くまでやってしまったり、そうかと思うと気が乗らないと本当に全く何一つやる気が起こらない仕様でして、似たような性質を持っている友人からは「いい加減この歳にもなってこれってのも…ここまで来たら流石に人格から矯正が必要なレベルなんじゃないか、我々」とまで言われている位で、何事につけやり過ぎたりやらなすぎたり、振り幅がちょっと他人様に比べて大きすぎるのではないかな~とは、勿論自覚しております、はい。

 ただ、やってる時ってやり過ぎてるって気がつかないんですよねぇ、人から指摘されない限り。13000歩とか歩いていた時、周りの方々は「急にそんな歩いて大丈夫なもんなのか?」と心配して下さっていたようなのですが、案の定それで股関節痛くしましたしねぇ。あ、ただ股関節痛に関しては、友人の一人が教えてくれた走る前と走った後のストレッチを運動の前後にしていたら自然と良くなりました。

 やっぱりなんでもいきなりは駄目ですよね。運動一つするにしても準備運動が必要なように、いきなりどっかーんと始めてしまう前に少しは己の状態を鑑みるべきなのですが…生憎私には自分自身に対する客観の視座が、ある方向には過剰にある割に、別の方向には全く存在していない為、ことこういう事になると「えー、そんな大したことないと思ってたんだけどな~」などというとんちきを言っては周りを呆れさせる羽目になります。

 石橋を叩いて叩いてたたき壊して結局渡らない、というような左端から、何の準備も予備知識もなくいきなり自分感覚でざくざく始めてしまって、結果として自覚のない方向音痴のように何かとんでもない所に辿り着いているような右端まで、余りにもちょっと振り幅が大きすぎますよね。友人の言うように、そこそこいい歳になってきて躰も無茶が出来なくなってきている以上、いい加減その「加減」という物を覚えなければいけないなぁと痛感した本日でした。

 twitterなどでご心配をお掛けしていた皆様、とりあえず緊急手術とか入院とかにはならずに無事に帰って来られました、ご心配おかけしましたm(_ _)m

 

ちなみに娘達も多少の被害を被りました

 朝大慌てで出る際、何があるかわからないので娘達のご飯とお水はかなり多めに入れて、「ちょっと行ってくるね」と二人共に言い置いて出かけたのですが、保護者不在の間に余所の人(着替えなどを取りに来た母です)が出入りしてバタバタしたり、朝出て帰りは夕方だったのでちっともちょっとじゃなかったと言って、深海(みうみ)にめっちゃ拗ねたり怒られたりしました。真空(まそら)は甘え方が単純なので「わー、帰ってきたー構って構ってー」で済むのですが、深海は気性というか扱い方のとても難しい子の為、ご機嫌を治して頂くまでに結構かかりました。考えればシャーリィ(先代猫)も深海と同系統のとても難しい子だったので、真空のような根が単純な子は兎も角、そうでもないような子を私が育てると、とんでもなく難しい、でもその難しさがもの凄く猫っぽくもある「お嬢」というか「おひい」に育ってしまうようです。まぁ「猫は猫っ可愛がりする為に飼うもんだ」と言って憚らない私ですからある意味当然ですね。